翻訳者を悩ませる、日本語に訳しにくい英単語たち

文法

言葉は文化の鏡と言いますが、異なる文化を持つ言語間での翻訳は、時に難航を極めます。特に、英語から日本語への翻訳では、その背景にある文化や習慣の違いから、完全に同じ意味やニュアンスを伝えられる日本語の単語が存在しないケースが少なくありません。

今回はそんな翻訳するのが難しい単語について、 いくつか例を挙げ、それぞれの単語が持つニュアンスと、日本語に訳す際の難しさについて解説します。

1. Serendipity

  • 意味: 偶然の幸運、予期せぬ幸運な発見
  • 日本語訳の難しさ: 日本語では、偶然の幸運を表す言葉はいくつかありますが、「serendipity」のように、偶然の発見による喜びや驚きといったニュアンスを完全に含んだ言葉はありません。
  • 考えられる日本語訳: 「思わぬ幸運」「偶然の素敵な出会い」「予想外の幸運な発見」など、文脈によって使い分ける必要があります。

2. Awkward

  • 意味: 気まずい、ぎこちない、恥ずかしい
  • 日本語訳の難しさ: 「気まずい」「ぎこちない」「恥ずかしい」など、状況に応じて様々な日本語訳が考えられますが、「awkward」が持つ、状況全体の不自然さや居心地の悪さを包括的に表現できる日本語の単語はありません。
  • 考えられる日本語訳: 「場の空気が重い」「居心地が悪い」「何とも言えない感じ」など、具体的な状況を説明する言葉を付け加える必要があります。

3. Sentiment

  • 意味: 感情、心情、意見
  • 日本語訳の難しさ: 「感情」「心情」「意見」など、意味によって様々な日本語訳が考えられますが、「sentiment」が持つ、個人的な感情や意見、そしてそれらが形成する雰囲気といったニュアンスを包括的に表現できる日本語の単語はありません。
  • 考えられる日本語訳: 「気持ち」「思い」「考え」など、文脈によって使い分けたり、説明を付け加えたりする必要があります。

4. Sibling

  • 意味: 兄弟姉妹
  • 日本語訳の難しさ: 日本語では、兄弟姉妹を区別するために「兄」「弟」「姉」「妹」といった言葉がありますが、「sibling」は性別や年齢に関係なく兄弟姉妹を意味します。
  • 考えられる日本語訳: 「きょうだい」という言葉で表現できますが、日常会話ではあまり使われません。

5. Wabi-sabi

  • 意味: 侘び寂び
  • 日本語訳の難しさ: 最後に紹介するこちらは逆に日本語の言葉ですが、英語圏で深く理解することが難しい言葉です。日本文化に根付いた概念であり、英語には完全に相当する言葉がありません。
  • 考えられる英語訳: “a Japanese aesthetic centered on the acceptance of transience and imperfection.” (移ろいゆくもの、不完全なものの中に美を見出す日本の美意識)などの説明的な表現が使われます。

これらの単語以外にも、文化や習慣に根付いた英単語は、日本語に訳すのが難しい場合があります。翻訳する際は、単語の意味だけでなく、その背景にある文化や習慣も考慮することが重要です。

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